端麗
たんれい
形容動詞名詞
標準
fine-looking
文例 · 用例
何故というに、キャリフォルニアからオレゴン州への、境近い街道に、山が聳えて、複式二重の成層火山、シャスタとシャスチナと、二人の容姿端麗なる姉妹が、見る角度に依っては、並んで手を繋ぎ合ってもいるし、また背中合せに丈くらべをしているようでもあり、何となく人|懐かしい山に見えるからである。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
小初がずっと端麗に見える。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
青嵐する波の彼方に、荘厳なること仏のごとく、端麗なること美人に似たり。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
其の蔭に、端麗さも端麗に、神々しさも神々しい、緋の袴の姫が、お一方、孫一を一目見なすつて、 ――港で待つよ―― と其の一言。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
容姿端麗、遠く藤原氏時代の木彫だと聞くが、細い指の尖まで聊も缺け損じた處がない、すらりとした立像の、其の法衣の色が、乃し瞳に映つた其の萌黄なのである。
— 泉鏡太郎 『松の葉』 青空文庫
端麗にして威厳あり、眉美しく、目の優しき、その顔を差俯向け、しとやかに手を支いた。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
即ちニイチェの比喩で言えば、美術はまさに智慧の女神アポロによって表徴されてる、端麗静観の芸術である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
彼女はまたよく発達した四肢と端麗な容貌を持つてゐた。
— 新美南吉 『登つていつた少年』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は容姿端麗で、周囲の目を引く存在だった。
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その日本庭園は、手入れが行き届き端麗な美しさを保っている。
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彼の書く文字は端麗で、まるで芸術品のようだった。
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