不器量
ぶきりょう異読 ふきりょう
形容動詞名詞多音語
標準
ugly (of a person)
文例 · 用例
「………あゝなる程………成程、」 不器量であり、不器用である妻君の女優は、本当のことを言つたら三流四流といふ所でなければならなかつた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
しかし自分の幼年時代の追憶の夢の舞台に登場する唯一の異性のヒロインはこのやや不器量で可哀そうな丑尾さんであったのである。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
○子供は少し不器量なのが好き。
— 岡本かの子 『現代若き女性気質集』 青空文庫
不器量な女の厚化粧も野暮である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
夜鷹になるか、提重になるか、いずれにしても不器量の顔に紅や白粉を塗って、女に飢えている中間どもに媚を売るのが彼等のならわしであった。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
それと云うのは、他の女中達はみんな不器量で、見初められそうなのは一人もいなかったからですわ。
— 渡辺温 『アンドロギュノスの裔』 青空文庫
でも、あたしはこんな不器量な子だから、お洒落をすると笑われるかと思って、わざと男の子みたいな事ばかり言っていたのよ。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
女房は、都会の女ではあるが、頗る野暮ったい不器量の、そうして何のおあいそも無い女である。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は自分のことを不器量だと卑下するが、その屈託のない笑顔は誰よりも魅力的だ。
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「私が不器量だから夫が浮気したんだ」と、彼女は酒を飲みながら自嘲気味にこぼした。
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お見合いの写真を見て、昔の人はよく「器量良し」だの「不器量」だのと容姿を値踏みしたものだ。
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標準
lacking ability
作例 · 標準
自分のような不器量な人間にこの大役が務まるのか、プレッシャーで押しつぶされそうだ。
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「私の不器量ゆえに多大なご迷惑をおかけしました」と、社長は記者会見で深く頭を下げた。
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彼はリーダーとしての不器量さを自覚しており、常に優秀な補佐役の意見に耳を傾けている。
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