楓林
ふうりん
名詞
標準
maple grove
文例 · 用例
楓とモミジ 中国の有名な詩人である杜牧が詠じた「山行」の詩に遠上寒山石径斜、白雲生処有人家、停車坐愛楓林晩、霜葉紅於二月花、 というのがあって、ふるくから普く人口に膾炙している。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
丹精した朝顏がお仕舞になつて、貧乏臭い鉢植の楓林仕立が色づくと、平次の庭も何んとなく秋さびます。
— 軍學者の妾 『錢形平次捕物控』 青空文庫
大名になりてえ、大きく出やがつたな、畜生ツ」 平次はさう言ひ乍ら、楓林仕立ての盆栽の邪魔な枝を一つチヨンと剪りました。
— 八五郎の戀 『錢形平次捕物控』 青空文庫
二年前先代様が亡くなられてからは誰も世話をいたしませんので、あの通り荒れ放題でございます」「なるほどな、楓林が雑草畑になって、槙柏は伸び放題、――まるで箒だ。
— 白紙の恐怖 『銭形平次捕物控』 青空文庫
大名になりてえ、大きく出やがったな、畜生ッ」 平次はそう言いながら、楓林仕立ての盆栽の邪魔な枝を一つチョンと剪りました。
— 八五郎の恋 『銭形平次捕物控』 青空文庫
二年前先代樣が亡くなられてからは誰も世話をいたしませんので、あの通り荒れ放題でございます」「成程な、楓林が雜草畑になつて、眞柏は伸び放題、――まるで箒だ。
— 白紙の恐怖 『錢形平次捕物控』 青空文庫
こっちへ」 彼女をさしまねいて、侍は、そこからまだ三、四町もある中門を潜って、更に楓林の奥に破風の見える深い玄関へはいって行った。
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫
この日、霧はやがて冷たい細雨と変り、県境の長い楓林の道は、兄弟の范陽笠と旅合羽をしとどに濡らした。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
晩秋の楓林は、まるで地面まで赤く染まったような見事な景観を見せる。
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彼は夕暮れ時の楓林を散策しながら、新しい小説の構想を練った。
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霧に包まれた朝の楓林は、幻想的でどこか別の世界に迷い込んだような心地がする。
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