楓
ふう異読 フウ
名詞頻度ランク #20100 · 青空 932 例
標準
Formosan sweetgum (Liquidambar formosana)
文例 · 用例
こんな事を始めて気づいて驚いている私の鼻の先に突き出た楓の小枝の一つ一つの先端には、ルビーやガーネットのように輝く新芽がもうだいぶ芽らしい形をしてふくらんでいた。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
「人の家にありたきは、梅櫻松楓、それよりは金銀米錢ぞかし、庭山にまさりて庭藏の眺め、」と書いてある。
— 太宰治 『金錢の話』 青空文庫
猟師は楓の細木を伐り朴し、枝葉を払わないままで、柱を立て、私たちの用意して来た、二畳敷ほどな油紙二枚を、人字形に懸けて、家根を作る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
それでも飽き足らずに今度は垣の反対側の楓樹までも触手をのばしてわたりを付けた。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
そうしてその蔓の端は茂った楓の大小の枝の間から糸のように長く垂れさがって、もう少しでその下の紅蜀葵の頭に届きそうである。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
青楓論と題しながら遂に一種の頌辞のようなものになってしまった。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
芝生の庭の處處には櫻や檜葉や楓などが立つてゐた。
— 南部修太郎 『病院の窓』 青空文庫
端書の面の五分の四くらいまで書くと、もう何も書く事がなくなったので、万年筆を握ったまま、しばらくぼんやり、縁側の手欄越しに庭の楓樹の梢を眺めていた。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
作例 · 標準
秋になると公園の楓が真っ赤に色づき、散歩をする人々の目を楽しませる。
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楓の木の下で、落ち葉を拾いながら季節の移ろいを感じた。
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庭に植えた楓が年々大きく成長し、夏には涼しい木陰を作ってくれる。
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