突飛
とっぴ
形容動詞名詞頻度ランク #36460 · 青空 680 例
標準
erratic
文例 · 用例
アポリネールは、前世紀的な最後の人と呼ばれてゐる位だから、此の場合格構な例ではないと思はれるかも知れないが、然らば寧ろ突飛な迄に斬新なピカビヤでもツァラでもブルトンでもアラゴンでもよろしい。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
それは新しい研究という事はいくらも出来るが、しかしそれをするには現在の知識の終点を究めた後でなければ、手が出せないという事をよく呑み込まさないと、従来の知識を無視して無闇に突飛な事を考えるような傾向を生ずる恐れがある。
— 寺田寅彦 『研究的態度の養成』 青空文庫
突飛な題材を無造作な不細工な描き方で画いているようではあるが、第一構図や意匠の独創的な事は別問題としても今ここに論じているような「不協和の融和」という事が非常にうまく行われているので、そこに名状の出来ぬ深みが生じ「内容」が出来ているのである。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
彼女は食卓を庭へ突飛ばした。
— 梶井基次郎 『川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァリエイシヨン』 青空文庫
あなたにもそれが突飛でありましょうように、それは私にも実に突飛でした。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
何にしろ与一の仕方が少し突飛だったから、それ下として上を剋する与一を撃てということになった。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
あまりに突飛な考えではあるが、人間のいろいろなスポーツの起原を遠い遠い灰色の昔までたどって行ったら、事によるとそれがやはりわれわれの種族の増殖の営みとなんらかの点でつながっていたのではないかという気がしてくるのである。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
これは大学時代の写真ですが、この頃になると、多少、生活苦に似たものを嘗めているので、顔の表情も、そんなに突飛では無いようですし、服装も、普通の制服制帽で、どこやら既に老い疲れている影さえ見えます。
— 太宰治 『小さいアルバム』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも突飛なアイデアを出すので、会議が退屈することはない。
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彼女の突飛なファッションは、原宿の街でも一際目を引いていた。
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突飛な行動で周囲を驚かせる彼だが、根は非常に真面目な男だ。
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