唐突
とうとつ
形容動詞名詞頻度ランク #11244 · 青空 829 例
標準
abrupt
文例 · 用例
雪かなしいつ大仏の瓦葺 夢のように唐突であり、巨象のように大きな大仏殿。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それを受けて「雲に鳥」は、前のフレーズと聯絡がなく、唐突にして奇想天外の着想であるが、そのため気分が一転して、詩情が実感的|陰鬱でなく、よく詩美の幽玄なハーモニイを構成している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
私のやうなものが名乘りを擧げてみたつて、どうにもならんし、どだいどうも、私たちの訪問は唐突だよ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
五七五七七という音数律そのままのものは勿論現在では日本特有のものであろうが、この詩形の遠い先祖となるべきものが必ず何処かにあったであろうと想像し、その同じ先祖から出た他の家族が何処かにありはしなかったかと想像するのはそれほど唐突な空想とは思われない。
— 寺田寅彦 『短歌の詩形』 青空文庫
何かしら、そこには或る異常な、唐突な、全体の調和を破るような印象が感じられた。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
唐突に、鋸くずのような幕が切っておとされて、野蛮な四重奏が苛立たしく鳴りだした。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
處が僕が釣初めると間もなく後背から『釣れますか』と唐突に聲を掛けた者がある。
— 国木田独歩 『都の友へ、B生より』 青空文庫
少し唐突な話ではあるが、これと同じように、目前の利用のみを目当てにするような、いわゆる職業的の科学教育は結局基礎科学の根を枯死させることになりはしないか。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
作例 · 標準
会議中に、彼は唐突に立ち上がって部屋を出て行った。
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「わ、唐突にどうしたの?急に真剣な顔をして。」と友人に聞かれた。
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その唐突なニュースに、街の人々は皆驚きを隠せなかった。
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