負けん気
まけんき
名詞
標準
competitive spirit
文例 · 用例
「オヤ、負けん気だよ」、「怒つてるよ」と女給は思ふ。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
その愛別離苦の悲しみや壮烈な想いで、わしの腸はこんなに螺の貝のように捻じ巻いたのじゃないか」と山の祖神の翁は負けん気の声を振り立てていった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
この界隈の人の間には共通の負けん気があった。
— 岡本かの子 『売春婦リゼット』 青空文庫
それから、あそこの、羽に、ゆがんだ点々のある、まだらさんはね、ものすごいりくつやで、おまけに負けん気なのよ。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『アヒルの庭で』 青空文庫
◇ 筆者の祖父は馬鹿正直者で、見栄坊で、負けん気で、誰にも頭を下げなかったが、しかし只圓翁にだけはそれこそ生命がけで心服していた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
」と僕も負けん気で、俺!
— 牧野信一 『大音寺君!』 青空文庫
『さう、わたしもそんな気がするわ』 おきいちやんも負けん気になつて云ひました。
— 野口雨情 『虹の橋』 青空文庫
「妾だつて、それつ位ゐ……」 ふと負けん気な照子は、石を拾ひ、私に真似て、でも女らしく腕だけで「ヨツ!
— 牧野信一 『晩春の健康』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の負けん気の強さが、土壇場での逆転勝利をたぐり寄せた。
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弟は負けん気が強く、トランプ遊びで一度負けただけでも泣いて悔しがる。
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「負けん気だけでここまでやってきたが、やはり技術の差は歴然としていたな」と彼は呟いた。
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