幻辞.com

競争心

きょうそうしん
名詞
1
標準
competitive spirit
文例 · 用例
幹部の功名心と競争心は兵士に重量がのしかゝるように出来ていた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
彼等は、隊長の功名心や、ほかの部隊との競争心から、むやみの突撃、前進を強いられていた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
それは嫉妬とか競争心とかいう激しい女の情焔を燃えさすには到らなかった。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
それから女を自分に蕩し込むにはまず囮の女を立てゝそれに競争心を起させ釣り込むこと、周囲にあらぬ噂を立てさせ嘘から出たまことの寸法で破れかぶれになった女を自分の手に入れる。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
わたしが遊び心と思うようなものを振り捨てゝかの女を宿の妻というような絶対な心を起したのは一つはそれ等の恋敵の鼻を明かしてやり度い若気の競争心もあったらしい。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
それが一種の学年試験のようなもので、師匠は一々それを審査して、その成績の順序を定めるのであるから、子供ごころにも競争心がないでもない。
半七先生 半七捕物帳 青空文庫
こんな縁談なんかを書いて、競争心をかき立てようとしていやがる、とでもお思いになったのでしょうか。
太宰治 斜陽 青空文庫
ことごとに競争心を見せるのである。
紅葉賀 源氏物語 青空文庫