衒学
げんがく
名詞
標準
pedantry
文例 · 用例
斯の如き男にとつて、世間は荒いか、さもなくば衒学的に思はれたであらう。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
彼等は衒学的なものを嫌い、貴族的な尊大感に反抗し、民衆的な気取らない直情主義で、率直に思想を語ろうとした。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
日本に於ける大抵の文学流派は、皮相なジャーナリズムの影響であり、西洋新聞の文芸欄や政治欄を、新人気取りの新しがりと衒学さで、軽薄に受け取ったものにすぎないのだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
彼は衒学的な口を利くことを好むが、彼には深い思惟の素養も脳力も無い筈である。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
人間性の自然から、独創力から、純粋のかんから、物事の筋目を見つけて行かうとする自分のやり方がいかに旧套に捉はれ、衒学にまなこが眩んでゐる世間に容れられないかを、ことごとく悟つた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
『ザ・コンプリート・アノテェイティッド・アリス』も、もともとのルーイス・キャロルによるお話の不思議さと当時の時代背景に対する私の圧倒的な無知があり、注釈をつけているマーチン・ガードナーの衒学趣味が加わって、辞書の引き続け状態となりました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
批評家に衒学の悪口といふのを浚ふ機会を与へる為めに、少し書き加へる。
— 森鴎外 『追儺』 青空文庫
衒学なんという語もまだ流行らなかったが、流行っていたらこの場合に使われたのだろう。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
作例 · 標準
彼の話は衒学に満ちていて、素人には内容が全く理解できない。
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難しい用語を並べるだけの衒学は、知識のひけらかしに過ぎない。
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批評家の衒学的な文章に、読者はうんざりしてしまった。
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