見栄
みえ
名詞頻度ランク #21774 · 青空 350 例
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文例 · 用例
作家というものは、ずいぶん見栄坊であって、自分のひそかに苦心した作品など、苦心しなかったようにして誇示したいものだ。
— 太宰治 『創作余談』 青空文庫
一たいが、小づくりで、薄皮膚の色の白いやはらかに素直な毛をそつとわけて声もほそぼそと、歴史といふ遠い昔の夢をロマンチツクにおどおどと語る――ただ、すこしほんのすこしではあるけれども、見栄坊に気どつて年頃の女生徒への多少の対感意識はあつたやうでした。
— 岡本かの子 『ある男の死』 青空文庫
美女は美女なりに、醜女は醜女なりに、いかにも女性の心の弱さ、お洒落さ、見栄坊であることを象徴して好い。
— 岡本かの子 『女性の不平とよろこび』 青空文庫
誰れにだって出来ねえことを、一と息でやって見せようと見栄坊を張ってやがるんだ!
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
妻と子のために、また多少は、俗世間への見栄のために、何もわからぬながら、ただ懸命に書いて、お金をもらって、いつとは無しに老けてしまった。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
しかし、私はかなりの見栄坊であった。
— 太宰治 『チャンス』 青空文庫
そのような醜い形をして、私が外出すればかならず影のごとくちゃんと私につき従い、少年少女までが、やあ、へんてこな犬じゃと指さして笑うこともあり、多少|見栄坊の私は、いくらすまして歩いても、なんにもならなくなるのである。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
しばしば凡情に立返りかけて見栄も外聞もなく四つ匍いになって世界の果まで逃げ出し度くなった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
作例 · 標準
彼は見栄を張って、実際よりも良い生活をしているように見せかけた。
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見栄のために借金をするのは賢明ではない。
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彼女はいつも見栄を気にして、周りの評価ばかり気にしている。
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作例 · 標準
歌舞伎役者が見栄を切る姿は、観客を魅了する。
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時代劇で、武士が見栄を切るシーンは迫力がある。
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彼は舞台上で堂々と見栄を切り、大きな拍手を受けた。
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