貪食
どんしょく
名詞動詞-サ変
標準
voracity
文例 · 用例
いくら食わせてもなかなかこの貪食な小動物を満足させることはむつかしいように見える。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
從來貪食家で胃病勝であつたらば、貪食といふ事を斬つて棄てねばならぬ、節食せねばならぬ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
貪食の爲に辯護して、貪食でも運動を多くしたら宜からうなぞと云ふのは宜く無い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
貪食を爲しては胃病を患ひ、藥力を假りて病を癒しては、復貪食して病みつゝ、永く自己の胃弱を歎じて恨むが如き人も世には甚だ少くは無い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
貪食と健胃劑とは雜草同士の搦み合なのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
胃病を歎じて居る人々を觀るに、多くは貪食家か、亂食家か、間食家か、大酒家か、異食家か、呆坐家で、そして自己の眞の病原たる惡習慣に對して賢く辯護することは、雜草を拔かずとも雜草が吸收するよりは猶多くの肥料を與へたら菜蔬の生育に差支は無からうと云ふやうな理論家に酷肖して居るのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
貪食の睡の因をなすことは、何人も知ることで、睡ることを欲せざる時に食を少くするが利あるのは、跋伽林外道の爲たやうな事を暫時にせよ試みた者などの知つて居ることである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
商売往来の中でも、横町へそれた貸本屋だが、亭主が、いや、役人上りだから主人といおう、県庁に勤めた頃、一切猟具を用いず、むずと羽掻をしめて、年紀は娘にしていい、甘温、脆膏、胸白のこの鴨を貪食した果報ものである、と聞く。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の貪食な食欲にはいつも驚かされる。
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資本主義は貪食なシステムだと批判する人もいる。
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その動物は捕獲した獲物を貪食した。
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