跳梁
ちょうりょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
jumping about
文例 · 用例
黒い影がそこらあたりを匍うのは大方鼠が跳梁しはじめたのだろう。
— 梶井基次郎 『不幸』 青空文庫
現今物理学の研究問題は、分子、原子、エレクトロン、エネルギー素量となって、至るところに混乱系が跳梁している。
— 寺田寅彦 『時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ』 青空文庫
その埋め合わせというわけでもないかもしれないが、昔から相当に戦乱が頻繁で主権の興亡盛衰のテンポがあわただしくその上にあくどい暴政の跳梁のために、庶民の安堵する暇が少ないように見える。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
もとより私は畜犬に対しては含むところがあり、また友人の遭難以来いっそう嫌悪の念を増し、警戒おさおさ怠るものではなかったのであるが、こんなに犬がうようよいて、どこの横丁にでも跳梁し、あるいはとぐろを巻いて悠然と寝ているのでは、とても用心しきれるものでなかった。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
跳梁跋扈厭き足らぬ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
……もう、やけになつて、鳴きしきる蟲の音を合方に、夜行の百鬼が跳梁跋扈の光景で。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
初手の烏もともに、就中、後なる三羽の烏は、足も地に着かざるまで跳梁す。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
中にも、こども服のノーテイ少女、モダン仕立ノーテイ少年の、跋扈跳梁は夥多しい。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
作例 · 標準
夕暮れ時、公園では子供たちが元気に跳梁していた。
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サルが木の上を跳梁する姿は、見ていて飽きない。
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彼はまるで舞台役者のように、ステージ上を跳梁した。
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標準
rampancy
作例 · 標準
最近、町中で詐欺が跳梁しており、住民は警戒を強めている。
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社会の混乱に乗じて、悪徳商法が跳梁するケースが後を絶たない。
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治安の悪化は、犯罪が跳梁する原因となるだろう。
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