観仏
かんぶつ
名詞
標準
contemplating Buddha
文例 · 用例
『観仏三昧海経』一〇に、「復次、阿難のいう。
— 南方熊楠 『易の占いして金取り出だしたること』 青空文庫
」そう言いながら、僕はしばらくぼんやりと観仏に疲れた目を蓮池のほうへやっていた。
— 堀辰雄 『大和路・信濃路』 青空文庫
或時法然が、「往生の業には称名に過ぎた行いはありませぬ」といわれたのを師の慈眼房が、「いやいや称名よりは観仏が勝れている」といわれた。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
「わしが師匠良忍上人も観仏が勝れているということをいわれたのだ」といった処が、「良忍上人も先きにお生れになったからです」と法然が云ったので、師の慈眼房はその不遜に腹を立てた、法然は押し返して、「されば善導和尚も、上来雖説定散両門之益望仏本願意在衆生一向専称弥陀仏名と釈をなさいました。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
観仏はかれらの内生の重大な要素であった。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
あるいは伎楽や読経や観仏やなどによる美的法悦と真に解脱によって得られる宗教的法悦とを合一して考えている当時の「新しい女」が住んでいたのか。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
」 会津博士のはじめて奈良に旅して、観仏の歌を詠まれたのは明治四十一年であるといふ。
— 龜井勝一郎 『帰依と復活』 青空文庫
会津博士の観仏歌の美しさは、心底に祈りを蔵し、廃墟に佇んで心から惜しみ愛してをらるるところにあることは云ふまでもない。
— 龜井勝一郎 『帰依と復活』 青空文庫
作例 · 標準
早朝、僧侶たちは静かに坐し、観仏の時間を過ごすことで、精神を統一する。
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観仏を通して、彼は心の平安を得ようとし、日々の喧騒から離れたひとときを大切にした。
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この古刹には、観仏に適した静寂な瞑想の間があり、多くの参拝者が訪れる。
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深い観仏の境地に至るには、長い修行と内省が必要だと彼は語った。
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