世才
せさい
名詞
標準
worldly wisdom
文例 · 用例
都会の中央へ戻りたい一心から夢のような薫少年との初恋を軽蔑し、五十男の世才力量に望をかけて来た転機の小初は、翡翠型の飛込みの模範を示す無意識の中にも、貝原に対して異性の罠を仕込んでいた。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
なるほど私は、彼より世才もあり金儲けの術も知っています。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
古風の茶亭とは名のみにて、今の世の浮世才子が高く笑ひ、低く語るの塲所なり。
— 北村透谷 『秋窓雑記』 青空文庫
――ところで世才はおありですか?
— コナンドイル 『入院患者』 青空文庫
萬事の周旋は、一行中の世才に長けたる山根氏にまかせて、そのさしづのまゝに切り上ぐ。
— 大町桂月 『南洲留魂祠』 青空文庫
その上に世を推移る世才に長けているから、硯友社という小さい天地にばかり跼蹐しないで、早くから広い世間に飛出して※翔していた。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
私は、首を振つて、好い加減に口笛を吹きながら、合間に、世才に通ずる楽天家らしい口吻で云つた。
— 牧野信一 『蔭ひなた』 青空文庫
世才ある風の任意漂い行く意味にあらずして、世界の大勢に応じ、なお個人性を失わず、而して世界の潮流に先ちて進むを以て教育の最大目的とせねばならぬ。
— 新渡戸稲造 『教育の最大目的』 青空文庫
作例 · 標準
彼は学問だけでなく世才にも長けており、組織の中での立ち回りが非常に巧妙だ。
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厳しいビジネス界を生き抜くためには、専門知識と同じくらい世才が必要とされる。
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世才に富んだ彼の交渉術のおかげで、決裂寸前だった契約が奇跡的に成立した。
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