処世術
しょせいじゅつ
名詞
標準
worldly wisdom
文例 · 用例
けれども私は、自殺を処世術みたいな打算的なものとして考えていた矢先であったから、兄のこの言葉を意外に感じた。
— 太宰治 『葉』 青空文庫
この国では才能がなくても、運と文壇処世術で大家になれるのだ。
— 織田作之助 『私の文学』 青空文庫
石橋を敲いて渡る主義、処世術常識、プチブルの自己保存の本能、貯蓄、無駄を怖れる精神、――すべて軽蔑していた。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
近頃彼は何かにつけて権右衛門の処世術を見習わねばならぬと思っている。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
尻に敷かれていればこそ金も出来るのだ、との処世術など彼の与り知らぬ所である。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
強い者に対した時だけ、信義を振り廻すのが一番であると確信して居る家康の処世術のこれが要訣である。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
しかしこの青年などはさびしおりを処世術に応用しているほうかもしれないのである。
— 寺田寅彦 『俳諧瑣談』 青空文庫
つまりきわめて安定のない婦人の経済的自主性を守りつづけてゆくために、彼女たちにとっても疑問が感じられたにちがいないファシスト的処世術にまけました。
— 宮本百合子 『戦争と婦人作家』 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年の経験から、処世術に長けていると言われている。
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