世渡り
よわたり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #42846 · 青空 247 例
標準
making a living
文例 · 用例
而して、かの、別に能もないけれど世渡りは上手といふ手合は、この通価といふものを素直に受容れ、それを材料として献立してゆくのである。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
僕はいま世渡りということについて考えている。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
かつて菊池寛氏は某所に於て、今日の如き科學時代には、詩は衰滅の一路をたどるのみだと言つたが、この「科學時代」といふ言葉を、もし菊池氏の主觀に於て、夢を忘れた小常識人や、世渡り上手の小才智人のみが横行する時代、即ち要するに「小常識的俗物時代」といふ意味に解するならば、正にまちがひなく眞理である。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
何も女の力たらで談合に甲斐なしとも、同じこゝろは榮花にあきし世の人よりも持つ物ぞや、我れに遠慮あらば佐助もありそよもあり、あの年浪の寄るほどには稽古もつみて世渡りの商法も知らぬではなく、それこそ相談の相手にも成るべし。
— 一葉 『暗夜』 青空文庫
それらを世渡りの手段として、かれは江戸のまん中に祈祷所の看板をかけたのであるが、自分では諸人の信仰を得がたいと思ったので、姉娘の美しいお万を行者に仕立てて、自分がうしろから巧みにそれを操ってゆくことにした。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
伊勢は七度よいところ、いざ御案内者で客を招けば、おらあ熊野へも三度目じゃと、いわれてお供に早がわり、いそがしかりける世渡りなり。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
よって件の古外套で、映画の台本や、仕入ものの大衆向で、どうにか世渡りをしているのであるから。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
松島はそうした世渡りに特別の才能をもっており、女の信用を得るのに生まれながら器用さもあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
「世渡りは下手だけど、正直に生きている彼のことを私は尊敬している」
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厳しい格差社会の中で、必死に世渡りをしていくのは容易なことではない。
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彼は組織の中での世渡り術を心得ており、着実にキャリアを積み上げている。
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