世知
せち
名詞
標準
worldly wisdom
文例 · 用例
世知辛い行きつまった内地で儲けられない埋め合せはここでつけた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
今より思へば殺し参ゐらせたらむやも計り難けれど、世知らぬ乙女心のおぞましさに其時は夢更心付き候はず。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
知っているものは世知だけで、思想もなにもチンプンカンプン。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
妾手掛けなら知らないこと、この世知辛い世に顔や縹致で女房を貰う者は、唐天竺にだってありはしない。
— 小栗風葉 『深川女房』 青空文庫
けれども、其素質が、真の寺家風でなく、堂上風にも向かぬわびしがりとうき世知りであつた。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
鶏犬の遠音を、里あるしるしとした詩人も、実は、浮世知らずであつた。
— 折口信夫 『山のことぶれ』 青空文庫
何になろうとか、何をしようとか思わない事は無論ないでしょうけれども、世の中が、そう自分の思い通りにならない事もまた能く承知していますから」 なるほど彼の卒業した時代に比べると、世間は十倍も世知辛くなっていた。
— 夏目漱石 『道草』 青空文庫
そうして孟子の「乱臣賊子懼」を後世の事とし、「知我者其惟春秋乎」をもまた「後世知丘者以春秋」と書きかえたのである。
— 和辻哲郎 『孔子』 青空文庫
作例 · 標準
経験豊かな彼は、人生の世知に長けており、多くの人から相談を受けている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
この小説は、現代社会の世知辛さを描き出しつつも、人間的な温かさを失わない登場人物たちを描いている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「いやー、世の中って本当に世知がないとやってけないね。甘ったれじゃダメだ、まったく。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
標準
stingy person
作例 · 標準
彼は昔から世知なところがあり、一つのお菓子を皆で分け合うこともしなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
世知な人は、自分の利益のために他人のことを顧みない傾向がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「あの人、ケチっていうか、すごく世知なんだよ。自分の分しか払わないんだから。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite