籠城
ろうじょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
holding a castle (during a siege)
文例 · 用例
十重二十重に囲まれては、老功な武者でも籠城がしにくいぞ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
――今夜一夜の籠城にも、剩すところの兵糧では覺束ない。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
東京驛を一番で立てば、無理にも右樣の計略の行はれない事もなささうだが、籠城難儀に及んだ處で、夜討は眞似ても、朝がけの出來ない愚將である。
— 泉鏡太郎 『雨ふり』 青空文庫
そして其上に、高清水に籠城して居る者も、亦佐沼の城を囲んで居る者も、皆政宗の指図に因って実は働いて居る者であることを語り、能く政宗が様子を御見留めなされて後に御働きなさるべしと云った。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
籠城でもした末に百計尽き力乏しくなつてならばいざ知らず、随分いやな事をしたものだが、如何に将門勇猛なりとも此には閉口した。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
群衆は感の一致から妄従妄動するもので、浅野|内匠頭の家は潰され城は召上げられると聞いた時、一二が籠城して戦死しようと云へば、皆争つて籠城戦死しようとしたのが即ち群衆心理である。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
……勢はさりながら、もの凄いくらい庭の雨戸を圧して、ばさばさ鉢前の南天まで押寄せた敵に対して、驚破や、蒐れと、木戸を開いて切って出づべき矢種はないので、逸雄の面々|歯噛をしながら、ひたすら籠城の軍議一決。
— 泉鏡花 『第二菎蒻本』 青空文庫
久野は丹後の国において幽斎公に召し出され、田辺|御籠城の時功ありて、新知百五十石|賜わり候者に候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
作例 · 標準
敵の大軍に完全に包囲された城内で、彼らは一ヶ月以上も籠城を続けている。
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兵糧が底をつきかけ、籠城している兵士たちの士気は限界に達していた。
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援軍の到着を固く信じて、大将は家臣たちに徹底的な籠城を命じた。
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標準
confinement (to one's home)
作例 · 標準
原稿の締め切りが目前に迫り、作家はアパートの部屋で一週間の籠城に入った。
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インフルエンザに感染したため、熱が下がるまでは自室で籠城するしかない。
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夏休みの間、彼はクーラーの効いた部屋に籠城してひたすらゲームをしていた。
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