楼上
ろうじょう
名詞
標準
on top of a tall building
文例 · 用例
楼上と門前とに女が立ってうなずいている。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
』 伝書鳩がまた新しい事件をもって新聞社の楼上にまい下りた。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
立並んだ軽便ホテルの裏街から、ホテルの硝子戸ごしに見える、アカダマの楼上のムーラン・ルージュが風をはらんでいる。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
売笑婦の持つ感覚の楼上から底辺に達する戦場には、資本家の軍隊の残した指紋の遺跡がある。
— 吉行エイスケ 『戦争のファンタジイ』 青空文庫
いつであったか、銀座資生堂楼上ではじめて山崎斌氏の草木染めの織物を見たときになぜか涙の出そうなほどなつかしい気がした。
— 寺田寅彦 『糸車』 青空文庫
大河の岸に建った家の楼上にいる。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
三十分を経たらんには、この書信は毎晩社の楼上なる担当記者の掌に落ちんか。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」とお丹の下知に、狼は衣を纏い、狐は啖い、狸は飲み、梟謡えば、烏は躍り、百足、蛇、畳を這い、鼬、※鼠廊下を走り、縦横|交馳、乱暴|狼藉、あわれ六六館の楼上は魑魅魍魎に横奪されて、荒唐|蕪涼を極めたり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
豪華客船の楼上から見下ろす夕焼けの海は、息を呑むほど美しかった。
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祭りの夜、酒場の楼上から提灯の灯りが連なる賑やかな通りを眺めて酒を飲んだ。
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敵の陣形の動きを探るため、斥候が静かに物見櫓の楼上へと忍び込んだ。
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