名残
なごり
名詞頻度ランク #19199 · 青空 809 例
標準
remains
文例 · 用例
その後|田舎へ帰ってからも、再び東京に出た後も、つい一度もやもりというものを見なかったが、駒込の下宿に移って後、夏も名残のある夜の雨にこの暗闇阪のやもりを見つけた時、十九の昔の一夜がありあり思い出された。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
引上げてゲッチンゲンへ移るときはさすがに名残惜しい気がするのであった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
震災に焼けなかったお蔭で、ぼろぼろにはなったが、昔の姿の名残を止めている。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫
水害の名残棒堤にしるく砂利に埋るゝ蘆もあわれなり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
手洗い口すゝぎなどするうち空ほの/″\と明けはなれたるが昨夜の雨の名残まだ晴れやらず、蚊帳をまくる風しめっぽきも心悪からず。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
街道の並木の松さすがに昔の名残を止むれども道脇の茶店いたずらにあれて鳥毛挟箱の行列見るに由なく、僅かに馬士歌の哀れを止むるのみなるも改まる御代に余命つなぎ得し白髪の媼が囲炉裏のそばに水洟すゝりながら孫|玄孫への語り草なるべし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
筆が洗練され、枯淡になっていても、やはりどこか昔の虚子の「三つのもの」や「石棺」時代の名残のようなものが紙面の底から浮上がって来るように私には感ぜられるのである。
— 寺田寅彦 『高浜さんと私』 青空文庫
下町は昨日の祭礼の名残で賑やかな追手筋を小さい花台をかいた子供連がねって行く。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
作例 · 標準
パーティーの後の会場には、楽しかった時間の名残が感じられた。
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古い写真には、在りし日の街並みの名残が残されている。
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彼の言葉には、昔の情熱の名残があった。
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標準
(the sorrow of) parting
作例 · 標準
故郷を離れる時、胸に名残を感じて涙が止まらなかった。
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転勤が決まり、同僚たちとの別れに名残惜しさを覚えた。
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長い旅の終わりに、仲間との別れに名残が尽きない。
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標準
end
作例 · 標準
秋祭りもいよいよ今日が名残です。
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夏休みも名残となり、宿題に追われる日々です。
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この季節も名残だと感じると、少し寂しい気持ちになりますね。
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