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山体

さんたい
名詞
1
標準
mountain shape
文例 · 用例
そして、山体の完備を欠損するかの如くに見える放射状の側火山も、同心円の御中道も、輻射状の谷沢も、レイニーア山や、フッド山が、氷河を山頂、または山側から放流して、山の皮膚ともなり、山それ自体の一部ともなってしまうように、かえって創造的合成の効果を献げている。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
雪が氷河になると、その山側を擦り下りる圧力で山体を銷磨して行く。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
夜は冷気のために雪が岩石の膚肌に凝結し、昼はそばから蒸発して行くので、冷熱の変化から岩石を破壊し、山体を陶器の破片のように滅茶滅茶にして散乱させる。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
三合四合と登るほどに、黒砂は凝結したように、ポロポロと硬くなって、時に生れどころの解らない大霧が、斜面を這って、煙のように舞い立つこともあったが、五合へ来たときには、それも拭うように晴れて、北風が起り初めた、鳶が一羽、虚空に丸く輪を描いて山体の半分を悠揚と匝ぐって、黒い点となって、遥かに消え失せた。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
九十九島は寛政四年に東雲仙火山群最東端の眉山が爆発し、山体の東半部が海中にけし飛び、出来上った島々で、成立後百三十余年に過ぎぬ新島嶼である。
菊池幽芳 雲仙岳 青空文庫
これは晩春になると山体の或部分に笊を手にした種蒔き爺さんの形が黒く雪中に現われ、足もとに二個の大きな種が蒔かれてある。
木暮理太郎 白馬岳 青空文庫
野口五郎岳、針木岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳などの白馬山脈の山々は、長い山脈を縦に望むせいか、峰頭は痩せて尖り、山体は横にふくれ、それを腰のあたりでグイと引き締めてから一気に谷底まで引き下ろしている、何という力の均衡のとれた線であろう。
木暮理太郎 白馬岳 青空文庫
この数字は発表されるまでには或は幾分の訂正を余儀なくされるにしても、この二の山群は山体の大さ高さにおいて相匹敵しているに拘らず、ともに水平距離六キロの間において、前者には槍、大喰、中、南、北穂高、涸沢、奥穂高、前穂高の八座あるも、後者は北岳、間ノ岳、農鳥西峰、農鳥岳の四座を数うるに過ぎない。
木暮理太郎 南北アルプス通説 青空文庫
作例 · 標準
雲の間から姿を現したその雄大な山体は、夕日に照らされて黄金色に輝いていた。
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噴火による土砂の堆積によって、長い年月をかけて巨大な円錐形の山体が形成された。
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「この山は見る角度によって山体が全く違って見えるのが面白いんだよね」と登山仲間が語った。
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