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葉柄

ようへい
名詞
1
標準
leaf stalk
文例 · 用例
(明治四十一年九月十二日『東京朝日新聞』)         二      一葉『淮南子』には一葉落而知天下秋とあるが、植物学者に聞いてみると、木の葉が夏過ぎて落ち散るのは葉柄の根元の処にコルク質の薄い層が出来てそこだけ脆くなるから少しの風にでも誘われて天下の秋を示すものだそうだ。
寺田寅彦 歳時記新註 青空文庫
よく見ると簑は主に紅葉の葉の切れはしや葉柄を綴り集めたものらしかったが、その中に一本図抜けて長い小枝が交じっていて、その先の方は簑の尾の尖端から下へ一|寸ほども突き出て不恰好に反りかえっていた。
寺田寅彦 小さな出来事 青空文庫
こんな空想に耽りながら見ていると、簑の上に隙間なく並んでいる葉柄の切片が、なんだかこの隠れた小哲学者の書棚に背皮を並べた書物ででもあるような気がした。
寺田寅彦 小さな出来事 青空文庫
花莖はいまだ甚だ伸びず、なほ能く水分を藏し葉柄もかなり太かつた。
木下杢太郎 すかんぽ 青空文庫
入口の看守はさみしげに座り、ユヅリハの葉柄の赤きが暮れんとして、閉さぬくぐりの間よりかなたの街の薄ら明をさしのぞき……さしのぞく……
北原白秋 春の暗示 青空文庫
犬ゆづり葉は同じくゆづり葉の木そつくりの木で、葉柄の紅いところまで同じである。
若山牧水 庭さきの森の春 青空文庫
生育の機能が停止されると共に粘着力を失ふべき筈の葉柄が確乎と保たれてある。
長塚節 青空文庫
葉柄の腫れ上った三角形の葉は、水の面が皺む度に、たよたよと揺れ動いて、少しの落つきももたない。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
ウィキペディア

葉柄 は、植物において葉身と茎を接続している小さな柄状の部分であり、葉を構成する器官の一つである。葉は基本的に葉身、葉柄、托葉の3器官からなり、葉柄は葉身を支え、茎と葉身の間で水、栄養物質、同化物質が移動するための通路として機能している。葉柄はしばしば托葉をもつが、双子葉植物の葉でよく発達し、木本の40%、草本の20%の種が持つとされる。

出典: 葉柄 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0