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葉脈

ようみゃく
名詞
1
標準
leaf venation
文例 · 用例
芋の葉と形はよく似ているが葉脈があざやかな洋紅色に染められてその周囲に白い斑点が散布している。
寺田寅彦 藤棚の陰から 青空文庫
驚くべき葉脈の太い線。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
静かな雨が音もなく芝生に落ちて吸い込まれているのを見ていると、ほんとうに天界の甘露を含んだ一滴一滴を、数限りもない若芽が、その葉脈の一つ一つを歓喜に波打たせながら、息もつかずに飲み干しているような気がする。
寺田寅彦 芝刈り 青空文庫
「熱国妍春」では南国植物の葉脈の徹底的細密描写があり、それは見るものをして驚嘆させるほど、根をつめた仕事ぶりなのである。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
そして同じく葉脈のすじを浮かして見せるほどの鮮かな色に黄葉している。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
けれども、今私は、葉脈の太くなり落葉し始めた同じ桐の梢を仰ぎ、何を第一に感じるだろう。
宮本百合子 透き徹る秋 青空文庫
雪を冠った鉾杉の幹の下でぷつぷつ切れてゆく葉脈の匂いが強く発ち、あたりの雪の白さが急に眼に滲みついて痛んだ。
横光利一 旅愁 青空文庫
柿の芽も縒りをほごした膨らみ柔く、彼は朝の食慾を急に覚えたが、父の死の前後まで朝夕来ていた鶯が姿を見せなくなったこのごろの朝は、庭の木の葉脈まで父の血管に似て見えた。
横光利一 旅愁 青空文庫
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葉脈 とは、葉における維管束であり、葉の表面に筋として見える構造である(図1)。葉脈は茎の維管束につながり、水や栄養分を葉に行き渡らせ、葉での光合成によってつくられた有機物を葉から運ぶ通路となる。また葉脈は細胞壁が硬化した細胞を含み、葉の機械的支持にも機能している。

出典: 葉脈 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0