差し向かい
さしむかい
名詞
標準
(being) face to face
文例 · 用例
亀屋で起きている者といえばこの座敷の真ん中で、差し向かいで話している二人の客ばかりである。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
田圃づたいに長い堤をあがってゆくお時のうしろ影を腹立たしいような心持ちでしばらく見送っていたお米は、母の留守を幸いに女と差し向かいになっている十吉のことを考えると、総身の血が沸き上がって頭がぐらぐらして来た。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
彼と差し向かいだった時とは反対に、父はその人に対してことのほか快活だった。
— 有島武郎 『親子』 青空文庫
そして差し向かいの時にも葉子をそう呼ぶのだった)は木村に貢がれているな。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
似合いの小町とこうむつまじくお差し向かいで、堅すぎず、柔らかすぎず、ごいっしょに涼んでいらっしゃるところをでも拝見できたら、どんなにかあっしも涼しくなるだろうと思いましてね。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
大切の御用談でござろうか」「主人と閑室にての差し向かい、いかようの用談やら我々すこしも存じ申さぬ」と、成景はにべなく言った。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
そこで又すこし変な噂を聞き込みました」「変な噂とはなんだ」 お仙が立って行ったあとで、半七は善八と差し向かいになった。
— かむろ蛇 『半七捕物帳』 青空文庫
その六畳に坐って、彼はお霜と差し向かいになった。
— 川越次郎兵衛 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼女と差し向かいで食事をするのは、久しぶりのことだった。
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大切な話だから、差し向かいでじっくりと話したい。
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彼は緊張しながら、社長と差し向かいで面接に臨んだ。
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