向かい合い
むかいあい
名詞
標準
文例 · 用例
綱引きやら闘鶏――これは二人が帆桁の上へ向かい合いにまたがって、枕でなぐり合って落としっくらをするのである。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
それはとにかく、ある時東海道の汽車に乗ったら偶然梅ヶ谷と向かい合いの座席を占めた。
— 寺田寅彦 『相撲』 青空文庫
画面と向かい合いながらコンピューターを使う形は、これまでも一部の先進的なマシンで試みられていた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
一九六三年から六四年にかけて、ダートマス大学で開発されたベーシックは、タイムシェアリングによってユーザー一人ひとりがコンピューターと向かい合い、マシンと対話しながらプログラムを組むことを狙っていた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
両方の軍勢は川を挟んで向かい合いに陣取りました、彦国夫玖命は、敵に向かって、「おおい、そちらのやつ、まずかわきりに一|矢射てみよ」とどなりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
」 美濃守の屋敷と向かい合い、内藤修理亮の屋敷があった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
もうその頃には車輪ようのものは、空から地の上へ落ちていたが、袋ようのものと向かい合い、独楽鼠のように廻わり出した。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
柏屋と斜めに向かい合い、表門の一所に桐の木を持ち、黒板塀に蔽われた、宏大な屋敷が立っていたが、ちょうどそこまで走って来た時、一つの事件にぶつかってしまった。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫