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下風

かふう
名詞
1
標準
subordinate position
文例 · 用例
氏郷の父の賢秀というのは、当時の日野節の小歌に、陣とだに云えば下風おこる、具足を脱ぎやれ法衣召せ、と歌われたと云われもしている。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
中風の中は上中下の中では無いと思われるから下風とは関せぬ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
風は矢張りただの風で、下風は身体から風を泄らすことである。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
其人が心弱くて、戦争とさえ云えば下風おこる、とても武士にはなりきらぬ故に甲冑を脱ぎ捨てて法衣を被よ、というのが一首の歌の意である。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
朧月夜にしくものぞ無き、という歌なんどは宜いが、雪まじり雨の降る夜の露営つづきは如何に強い武人であり優しい歌人であり侘の味知りの茶人である氏郷でも、木の下風は寒くして頬に知らるる雪ぞ降りけるなどは感心し無かったろう。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
下風の謡が氏郷の父の賢秀の上を笑ったのであろうとも、一族の山法師の崇禅院の事を云ったのであろうとも、何でも差支無いと同じく、深く論ずるに値せぬ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
そこで私がそう云う諸君の下風に立っていて、何だか不平を懐いているものとでも認められているらしく見えます。
森鴎外 Resignation の説 青空文庫
下風景を愛するの士、希くは晴を愛するの心を以て身を白雲の中に置き、山靈風虚の賜を恣にせむ。
長塚節 草津行 青空文庫
作例 · 標準
「もう二度と、アイツの下風になんて甘んじてたまるかよ」
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業界最大手の影に隠れ、ずっと下風に立たされてきた零細企業の逆襲が始まった。
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不本意ながらも今は下風に回り、虎視眈々とチャンスを伺う時期だろう。
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