感傷
かんしょう
名詞頻度ランク #18604 · 青空 1354 例
標準
sentiment
文例 · 用例
感傷の塔萩原朔太郎塔は額にきづかる、螢をもつて窓をあかるくし、塔はするどく青らみ空に立つ、ああ我が塔をきづくの額は血みどろ、肉やぶれいたみふんすゐすれども、なやましき感傷の塔は光に向ひて伸長す、いやさらに伸長し、その愁も青空にとがりたり。
— 萩原朔太郎 『感傷の塔』 青空文庫
感傷品萩原朔太郎ほつねんなれば魚にとへしんじつなれば耶蘇にとへ
— 萩原朔太郎 『感傷品』 青空文庫
右は、新聞記事を読んでの私の記臆でありまして、詳しいことは何も存じませんが、又私はこれから、此の記事に出て来る実際人物のことを云はうとは思つてゐませんが、この記事を種に、私が想像出来るだけのことを記して、以て我邦感傷主義を一寸論じてみたいのです。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
げにもつれ易い感傷の綱の海を漕ぎゆくためには、否応なきストイシスムを身に付けて、胸襟打開いて事に当る平明さを、諦らめる覚悟が要ります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
古来自然を友とすることが多かつた我が国人は、感傷の綱の海を漕ぎゆくには余りに清廉であり、されば比較的清廉でなかつた人が用に与つて来たかも知れませぬ。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
たゞ或る時は僅かな経済学的知識を持出してその裏付けとなし、或る時は自分の感傷にまかせてダダを捏ねるのである。
— 中原中也 『非文学的文士』 青空文庫
そこで御当人は益々元気で、『此の世が渡りにくいなぞとはみなこれ感傷の徒のこと』だなぞとも云ふ。
— 中原中也 『非文学的文士』 青空文庫
そこには少年に特有なあの美しい感傷と、生娘のやうな純潔の気高さがあつた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
作例 · 標準
夕焼け空を見て、故郷を思い出す感傷に浸った。
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別れの季節は、いつも感傷的な気持ちになるものだ。
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彼は感傷に流されやすいタイプで、映画を見てはすぐに涙ぐむ。
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たまには感傷にふける時間も必要だと、彼女は言った。
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