粗鬆
そそう異読 そしょう
形容動詞名詞
標準
rough
文例 · 用例
そして、すべてわれわれに快い感覚を与える光音香味の元子は丸くなめらかであり、不快に感ぜらるるものの元子は角があり粗鬆であると考える。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
赤熱した岩片が落下して表面は急激に冷えるが内部は急には冷えない、それが徐々に冷える間は、岩質中に含まれたガス体が外部の圧力の減った結果として次第に泡沫となって遊離して来る、従って内部が次第に海綿状に粗鬆になると同時に膨張して外側の固結した皮殻に深い亀裂を生じたのではないかという気がする。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
すなわち、地を天(空気)と水から分ち、精微な空気(エーテル)を粗鬆な(普通の)空気から取り分けた。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
南宗を脱せんとせしは南宗の粗鬆なる筆法、狭隘なる規模がよく自己の美想を現わすを得ざりしがためならん。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
支那紙の原料の樹皮は、最初は石臼にて人力で擣き碎いたものであるが、これでは纖維組織を損すること多く、從つて出來上つた紙質も粗鬆で、字を書くと※る恐がある。
— 桑原隲藏 『紙の歴史』 青空文庫
南宗を脱せんとせしは南宗の粗鬆なる筆法、狭隘なる規模が能く自己の美想を現すを得ざりしがためならん。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
中果皮は外果皮に連なり粗鬆質である。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
灼熱した岩片が落下して表面は急激に冷えるが内部は急には冷えない、それが徐々に冷える間は、岩質中に含まれたガス体が外部の圧力の減った結果として次第に泡沫となって遊離して来る、従って内部が次第に海綿状に粗鬆になると同時に膨脹して外側の固結した皮殻に深い亀裂を生じたのではないかという気がする。
— 中谷宇吉郎 『雪』 青空文庫
作例 · 標準
この生地は粗鬆な作りで、すぐにほつれてしまう。
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粗鬆な骨格は、少しの衝撃でも骨折する危険がある。
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彼の話は粗鬆で、具体的な内容が全く伝わってこなかった。
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