鼠巣
そそう
名詞
標準
rat's nest
文例 · 用例
けれど今日となつてみると、鼠巣を燒くために家まで燒いてしまつた觀がないでもない。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
地方の騒賊を掃っても、社稷の鼠巣を掃わなかったら、四海の平安を長く保つことはできぬ。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
遊びに来て下さるも可し、夜伽とおっしゃるも難有し、ついでに狐狸の類なら、退治しようも至極ごもっともだけれども、刀、小刀、出刃庖丁、刃物と言わず、槍、鉄砲、――およそそういうものは断りました。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
「あの方が仙妃であらせられる、そそうのないように」 青年はそれを聞くとそのままそこへべったりと這いつくばってしまった。
— 田中貢太郎 『賈后と小吏』 青空文庫
「お客さんがいらしたから、俺は旦那様に申しあげてくる、それまでお前は、お客さんのお相手をするがいい、いいか、そそうのないように気をつけろよ」 痩せた男は女房と擦れ違うようにして外へ出て往った。
— 田中貢太郎 『陳宝祠』 青空文庫
もし四、五百両ぐらいで、そっと八橋の身請けができるものならば、いっそそうした方が無事かも知れないと考えた。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
しかし、醤油つぎを引っくりかえしたのはまさに母のそそうである。
— 堺利彦 『私の母』 青空文庫
自分のそそうの責任を私に塗りつけるのはひどい。
— 堺利彦 『私の母』 青空文庫
作例 · 標準
彼の部屋は、まるで鼠巣のように物が散乱していた。
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長年放置された物置は、埃まみれで鼠巣と化していた。
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この配線はまるで鼠巣だ。どこから手をつけていいか分からない。
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