淫心
いんしん
名詞
標準
sexual passion
文例 · 用例
而して時として稚気を帯びた淫心からこづき廻はされたり、処女のやうに怖怖したり、又は凶悪の仮面を装つたり、嫉妬したり、狂つたり、踊つたりした。
— 愛の詩集のはじめに 『愛の詩集』 青空文庫
その弾ぢぎれるほどの淫心。
— 愛の詩集のはじめに 『愛の詩集』 青空文庫
それより艶容|匹なく姿色衰えず淫心しきりに生じて制すべからず。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
私の身では思想の皮一枚|剥れば、下は文心即淫心だ。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
汝等ノ望ムモノハ只、奇激ナル行動及ビ言文ニ依リテ社会ヨリ注目セラレタシト云フ虚栄(虚は誤字)ト岩野抱鳴ノ半獣主義等ヲ標傍シテ己レノ淫心ヲ充タサントスル心ノミナルベシ、汝等対社会ハ、蚤蚊対人間ニ等シク汝等ノ為メニ受クル害ハ小ナリト雖モ害ハ害ナリ。
— 伊藤野枝 『編輯室より(一九一三年六月号)』 青空文庫
未熟な性器を見ていたずらに興奮するほどの精神病者も居らず、裸の少女を見たからといって淫心をおこすようなこともなかったのである。
— 知里真志保 『性に関するアイヌの習俗』 青空文庫
然るに汝等我に陰門を見せ、すこしく淫心の気を生ぜしめしはこれ汝が罪なり。
— 知里真志保 『性に関するアイヌの習俗』 青空文庫
尊兄はその夏の夜に起る悩ましい情慾に似た淫心を磨いて光を与えることである。
— 室生犀星 『聖ぷりずみすとに与う』 青空文庫
作例 · 標準
その芸術作品は、人間の根源的な淫心と欲望を赤裸々に表現していた。
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彼は、自身の淫心に打ち勝つために、厳しい戒律を守っていた。
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古典文学には、登場人物たちの複雑な愛憎と淫心が絡み合う物語が多い。
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無垢な子供の心に、大人の淫心を植え付けてはならない。
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