澄み渡る
すみわたる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
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文例 · 用例
堤の上はそよ吹く風あれど、川面は漣だに立たず、澄み渡る大空の影を映して水の面は鏡のやう。
— 國木田獨歩 『少年の悲哀』 青空文庫
堤の上はそよ吹く風あれど、川づらはさざ波だに立たず、澄み渡る大空の影を映して水の面は鏡のよう。
— 国木田独歩 『少年の悲哀』 青空文庫
耳はすべての響に対して底の底まで澄み渡る。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
微かな月光が、城下の街を玲瓏と澄み渡る夜の大気のうちに、墨絵のごとく浮ばせている。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
思えば其の決心も決して無理ではない、一旦夫婦約束まで出来て居た余に汚らわしい女と思われ愛の言葉さえ掛けられぬ様に成ったと知って、何うして茲に居られよう、殊に心の澄み渡るほど綺麗な秀子の気質としては、唯此の一事のみの為にも深く心を決す可き筈である。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
* * * * 短き秋の日影もやゝ西に傾きて、風の音さへ澄み渡るはづき半の夕暮の空、前には閑庭を控へて左右は廻廊を繞らし、青海の簾長く垂れこめて、微月の銀鈎空しく懸れる一室は、小松殿が居間なり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
夜も更け行きて、何時しか簾を漏れて青月の光凄く、澄み渡る風に落葉ひゞきて、主が心問ひたげなり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
たゞ明るさと、爽さとの中を、心の底までも澄み渡るやうな光の中を、滑るやうに走つて行つた。
— 吉江喬松 『山岳美觀』 青空文庫
作例 · 標準
秋の澄み渡る青空の下、運動会が盛大に開催された。
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遠くの山々までくっきりと見えるほど、空気が澄み渡っている。
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彼女の澄み渡る歌声が、静まり返ったホールに響き渡った。
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