妙手
みょうしゅ
名詞
標準
spectacular move (chess, shogi, etc.)
文例 · 用例
裏町によく見る風物で、何の奇もない市中風景の一角だが、そこを捉えて春夜の生ぬるく霞んだ空気を、市中の空一体に感触させる技巧は、さすがに妙手と言うべきである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
京じゅう妙手として。
— 寺田寅彦 『人の言葉――自分の言葉』 青空文庫
其調べがすむと、忽ち崩るゝ如き拍手のひゞき、一|團の貴女神士ははやピアノ臺の側に走り寄つて、今や靜かに其處を降らんとする春枝夫人を取卷いて、あらゆる讃美の言をもつて、此珍らしき音樂の妙手に握手の譽を得んと去の出來事の中で最も壯快な事の一つに數へられて居るのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
その有様を、ずるい、悪徳の芸術家が、一つあまさず見とどけて、的確の描写を為し、成功して写実の妙手と称えられた。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
しかしこの種の作品ではなく、私のいふ『錯雑たる自然』を描くことの妙手であるといふ意味は、桂月氏がその材料を、殆ど雑草園か廃墟からでも求めてきたのではないかと思はれる場合の作品で、もつともよくこの作者の自然観、人柄、実力、そしてそこには一人の人物も描かれてゐないが、人間観をさへ発見できるのである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
さて、応挙まことに画の妙手で、矢背まで出掛ける熱心|熾んなれど写した所が病猪と気付かず。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
造詣の深さと創造の力とは誠に近世に双びない妙手であった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
一葉女史いかなる妙手あれば、是の間の情理をかくまでに穿たれしや。
— 高山樗牛 『一葉女史の「たけくらべ」を讀みて』 青空文庫
作例 · 標準
将棋の対局で、彼は相手を圧倒する妙手を見せた。
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その囲碁の妙手は、プロ棋士の間でも語り草となった。
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彼は試合の終盤、驚くべき妙手を放ち、勝利を掴んだ。
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標準
expert
作例 · 標準
彼は料理界の妙手として、国内外で高い評価を得ている。
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その職人は、まさに伝統工芸の妙手と呼ぶにふさわしい。
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医学の妙手である彼の診断は、常に的確だった。
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ウィキペディア
妙手(みょうしゅ)とは、囲碁や将棋において特に優れた着手のことを指す。
出典: 妙手 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0