妙趣
みょうしゅ
名詞
標準
exquisite beauty or charms
文例 · 用例
俳句や茶道の幽玄な妙趣なども、だんだん少し宛解つて來た。
— 萩原朔太郎 『悲しき決鬪』 青空文庫
四 この原理を物理学上の一原理として見た時の「妙趣」あるいは「価値」が主としてどこにあるか。
— 寺田寅彦 『相対性原理側面観』 青空文庫
共同作者らの唱和応答の間に、消極的には謙譲礼節があり、積極的には相互扶助の美徳が現われないと、一句一句の興味はあっても一巻の妙趣は失われる。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
釣の妙趣は、魚を多量に釣り上げる事にあるのでは無くて、釣糸を垂れながら静かに四季の風物を眺め楽しむ事にあるのだ、と露伴先生も教えているそうであるが、佐野君も、それは全くそれに違いないと思っている。
— 太宰治 『令嬢アユ』 青空文庫
假に分ち名づけたる心が身に先だてば、身は心に隨つて後を追うて漸く一となり、身が左の方へ進めば、心も左の方へ伴なつて行き、心身一即二、二即一、の妙趣を不斷に繰返すのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
孵りて後僅かに半月、或は母鶏の背に升り、或は羽をくゞりて自から隠る、この間言ふ可からざるの妙趣ありて余を驚破せり。
— 北村透谷 『「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ』 青空文庫
同時に「潮衣――オ――」という引節に含まれた波打際の妙趣がわかったので、感激しながら帰途に就いたという。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
また「連句」の妙趣がわれわれの「言葉」で現わされ難いゆえんもここにある。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
作例 · 標準
古都の小路には、独特の妙趣が漂っている。
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その絵画には、見るほどに深まる妙趣がある。
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彼の文章は、言葉の選び方に妙趣が感じられる。
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