いい気になる
いいきになる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to be self-complacent
文例 · 用例
来年になるとあれがみんな二年生になっていい気になる。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
「洒落は漫才師でも言うぜ」 いい気になるなと、豹吉はうそぶいた。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
」私はビイルを、がぶがぶ飲んで、「少し優しくすると、すぐ、程度を越えていい気になるし、ちょっと強く言おうと思うと、言われぬ先から、泣きべそをかいて逃げたがるじゃないか。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
いい気になるてえと、またぽかりしょい投げを食わされるぜ」 たわいのない配下たちの、たわいないささやきを聞き流しながら、名人はしきりと行きかう人を物色していましたが、おりよく通りかかった金棒ひきを見つけると、しらばくれて尋ねました。
— 京人形大尽 『右門捕物帖』 青空文庫
傍のものもあんまりさわぐからいい気になるのだ。
— 一九一六年(大正五年) 『日記』 青空文庫
いい気になると恐ろしい。
— 一九二一年(大正十年) 『日記』 青空文庫
おれは口が渇くほど腹が立ってきて、「アメリカが勝ったと思っていい気になるな」 と怒鳴りながら、懸命にはねかえしにかかったが、口惜しいが義足ではあがきがつかない。
— 久生十蘭 『南部の鼻曲り』 青空文庫
縹緻がよくたって、あまりいい気になるな」「わかった……あたしが笑ったんで、それで、むくれているんだわ……そんな恰好をしていないで起きなさいってば!
— 久生十蘭 『生霊』 青空文庫
作例 · 標準
一度褒められたからといって、いい気になるな。
少しの成功でいい気になっている者もいる。
彼はテストで良い成績を取ってからいい気になった。
昇進したら、部長がいい気になってしまった。