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不漁

ふりょう
名詞
1
標準
poor catch (fishing)
文例 · 用例
すなわち風が多く沖の方へ吹く年は海岸の潮流も陸を遠く距れ、魚類の卵は逃げてしまうのでその後は不漁がつづく。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
そこへ勝手口から、魚を仕入れて来た金公と申します板前が、大変な風説です、地震の前で海があおっと見えまして、この不漁なこと御覧じやし、蠣、鮑、鳥貝、栄螺、貝ばかりだ、と大|呼吸をついております。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
よくせき土地が不漁と成れば、佐渡から新潟へ……と聞いた時は、枕返し、と云ふ妖怪に逢つたも同然、敷込んだ布團を取つて、北から南へ引くりかへされたやうに吃驚した。
泉鏡花 城崎を憶ふ 青空文庫
「昨日は不漁じゃった」 と斎田氏が翌る日、他の弟子連中に云う。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
斎田氏の不漁は秘伝口伝の不漁であった。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
「親分、なにか変ったことはありませんかね」「ここのところは不漁だな」と、半七は笑った。
幽霊の観世物 半七捕物帳 青空文庫
浜はこれまで不漁であつた。
長塚節 隣室の客 青空文庫
主人はあの通り海が惡いので濱はもうかれこれ五六十日も不漁だから麥飯と大根ばかりを噛つて居なくちやならねえがそれでよけりやあ幾日でも遠慮なんぞするこたあねえといつた。
長塚節 濱の冬 青空文庫
作例 · 標準
その漁村は、長引くイカの不漁に苦しんでおり、後継者不足も深刻だ。
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今年の記録的な猛暑は、深刻なサンマの不漁をもたらした。
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漁師たちは、またしても不漁に終わった一日の後、空の網を抱えて浮かない顔で港に戻ってきた。
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