鉄船
てっせん
名詞
標準
steel ship
文例 · 用例
ちょうどその前面にあたって、一隻の大きな鋼鉄船の模型が、上から巨大な起重機でもって吊り下げられ、もちろんその船底と廻るスクリューとは水面下にあった。
— 海野十三 『軍用鮫』 青空文庫
全員、飯上げをして生気をとり戻すと、早速海難の状況を調べたが、船齢七十余年の老鉄船はふしぎにたいした損傷も受けていず、満潮を利用して離礁することができたらこのまま目的地へ辷りこめるかのような楽観的な考えを起させた。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
この巨大な行先を持たない鋼鉄船は何処まで進むか。
— 三岸好太郎 『黄色い鋼鉄船』 青空文庫
何万トンという鋼鉄船があるわけでなく、木造船の手こぎの帆前船であるから、「われ三韓をまわる間、必ずご誕生はご無用に存じます」 と、腹を三べんなでたら、三年間生まれなかった。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
鉄船や鋼船の底が赤いのは、このペンキがぬってあるからだ」 秋田練習生も、質問した。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
「木船の底にぬって、虫や海藻などをふせぐことのできるペンキは、ないのですか」「鉄船、鋼船の底にぬるペンキでも、かんぜんに、海藻や貝を、ふせぐことはできない。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
大きな鉄船で夜明けごろ発火した。
— THE FOUR DAYS' NIGHT 『四日闇夜』 青空文庫
しかし様子にはそんな心持ちは少しも見せないで、頭から肩へかけてのなよやかな線を風の前のてっせんの蔓のように震わせながら、二三度深々とうなずいて見せた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
港には、巨大な鉄船が停泊していた。
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昔は木造船が主流だったが、今はほとんどが鉄船だ。
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彼は、鉄船の設計に携わる技術者だ。
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