攀縁
はんえん異読 へんえん
名詞動詞-サ変
標準
climbing
文例 · 用例
宋の州の五峯に至りし人、〈馬上遥かに山中の草木|蠕々とし動くを見る、疑いて地震と為す、馭者いう、満山皆猴なり、数千万を以て計る、行人独り過ぐれば、常に戯虐に遭う、毎に群呼跳浪して至り、頭目胸項手足に攀縁す、袞して毛毬を成す、兵刃ありといえども、また施す所なし、往々死を致す〉。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
攀縁して登ときは上稍平なり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
攀縁性の蔓植物の緊密なしばりで、おそらく倒れずにそのまま辷るのだろう――と考えたが、それも瞬時に裏切られた。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
とそれをキューネが力まかせに引くと、一茎の攀縁一アール(百平方米)にもおよぶと云う、「|大うつぼかずら」がズルズルと引きだされてくる。
— 小栗虫太郎 『「太平洋漏水孔」漂流記』 青空文庫