尾灯
びとう
名詞
標準
tail light
文例 · 用例
水量の増した、河面をゆるく推進機が掻きはじめ、この神秘の男を乗せた、船尾灯が遠く雨脚のなかに消えてゆくのだった。
— 小栗虫太郎 『地虫』 青空文庫
電車の後尾灯は、遠くみえなくなりました。
— 久坂葉子 『幾度目かの最期』 青空文庫
竜太郎を車から降ろすと、自動車は、赤い尾灯を光らせながら、いま来た方へ走り去ってしまった。
— 久生十蘭 『墓地展望亭』 青空文庫
私は、彼女の唇を思わせるような、一番機の真赤な尾灯を、じっと見つめながら、注意深く操縦棹を握っていた。
— ――機上から投下された手記―― 『空飛ぶ悪魔』 青空文庫
私達は上空を旋回しながら、彼の尾灯を見守っていた。
— ――機上から投下された手記―― 『空飛ぶ悪魔』 青空文庫
宮城まり子さんが台つきの玻璃の高つきに、南方のらん科の花をいれて持って来たが、日がくれるとその窓にある容器の水の中央に先に書いたろーまの遺跡のような円柱のある建物と、停車区域のくるまの赤い尾灯が大流星群をちりばめて、四散八飛して美しく映った。
— 室生犀星 『われはうたえども やぶれかぶれ』 青空文庫
臨時の仕立列車がウィンチェスター駅に着くころすっかり暗くなり、ポッターの眼前にくだんのプルマンカーの尾灯が見え、嬉しい光景があった。
— THE MASTER CRIMINAL 『悪の帝王』 青空文庫
完敗した億万長者は、あざが出来、めまいがするものの、無傷で立ち上がってみれば、プルマンカー急行の尾灯が夜の帳にだんだん消えて行く。
— THE MASTER CRIMINAL 『悪の帝王』 青空文庫
作例 · 標準
夜道を自転車で走る時は、必ず尾灯を点けて安全を確保しよう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
車の尾灯が点滅していたので、後続車に注意を促すことができた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
古い車の尾灯はデザインも独特で、レトロな雰囲気を醸し出していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
尾灯(びとう)とは、自動車・鉄道車両・自転車・船舶といった乗り物の後部あるいは後背面に取り付けるランプのこと。テールランプ もしくはテールライト という。
出典: 尾灯 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0