尾部
びぶ
名詞名詞-の形容詞
標準
tail
文例 · 用例
立ち際にその尾部から一、二滴の透明な液体を分泌するのがよく見えた。
— 寺田寅彦 『蜂が団子をこしらえる話』 青空文庫
もっとも蝶のある種類たとえば Amauris psyttalea の雄などはその尾部に備えた小さな袋から一種特別な細かい粉を振り落としながら雌の頭上を飛び回って、その粉の魅力によって雌の興奮を誘発するそうである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
主体を分離した尾部は独立の生命を持つもののように振動するのである。
— 寺田寅彦 『ねずみと猫』 青空文庫
船尾部分のハッチはこの上もなく厳密に密閉された。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
十六世紀のレオ・アフリカヌス筆、『亜非利加記』にいう、アトランテ山の窟中に、巨竜多く前身太く尾部細く体重ければ動作労苦す、頭に大毒あり、これに触れまた咬まれた人その肉たちまち脆くなりて死すと。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
把手をまわして見ると、宇宙艇の尾部に明かにそれと読みとれる日の丸の旗印と、相良の会社の銀色マーク。
— 海野十三 『空中墳墓』 青空文庫
そればかりか、原子エンジンは、ますます調子づいて、艇の尾部からものすごいいきおいで瓦斯を噴射するので宇宙艇の速度はだんだんあがって行く。
— 海野十三 『火星探険』 青空文庫
尾部から煙の尾を曳いているぞ」 さっきまで無事進空を続けていた宇宙艇であったが、火星の高度二万メートルのところから急に錐揉状態に陥って煙の尾を曳きながら墜落を始めたのだ。
— 海野十三 『火星探険』 青空文庫
作例 · 標準
魚の尾部を掴んで、そのまま持ち上げた。
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飛行機の尾部には、大きな垂直尾翼が取り付けられている。
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彗星の尾部は、太陽風によって常に反対方向に伸びている。
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