直上
ちょくじょう
名詞動詞-サ変
標準
above
文例 · 用例
「日直上ト兵」 ワーイ「食券持ってイモン袋取りに来い」「オーイ、田中、田中、日直上ト兵ッ」(居ない)○紹介 船尾で寝ていた。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
いよいよ星が見え出しても口に銜えた煙草を捨てないで望遠鏡を覗いていると煙が直上して眼を刺戟し、肝心な瞬間に星の通過を読み損なうようなことさえあった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
しかし山頂から視角にしてほぼ十度ぐらいから以上の空はよく晴れていたから、今に噴煙の頭が出現するだろうと思ってしばらく注意して見守っていると、まもなく特徴ある花甘藍形の噴煙の円頂が山をおおう雲帽の上にもくもくと沸き上がって、それが見る見る威勢よく直上して行った。
— 寺田寅彦 『小爆発二件』 青空文庫
頓て氣球はだん/\と接近して、丁度鐵車の直上五十|呎ばかりになると、空中から大聲で『一同無事か。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
逸る氣は直上して功を急ぐ氣で、枯草|乾柴の火の續かず、飆風の朝を卒へざるが如き者である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
たとえば手の運動につれて、帽子がある位置に来て、その重心が支点の直上に来るころ、不安定平衡の位置を通るときに、ぐらぐらと動揺したりする、そういう細かいところの急所をちゃんと心得ている。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
その際器内の水の運動を水中に浮遊するアルミニウム粉によって観察して見ると、底面から熱せられた水は決して一様には直上しないで、まず底面に沿うて器底の中央に集中され、そこから幅の狭い板状の流線をなして直上する。
— 寺田寅彦 『とんびと油揚』 青空文庫
一道の火柱直上して天を衝き、迸り出でたる熱石は「ルビン」を嵌めたる如き觀をなせり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
鳥が私の頭の直上を飛んでいった。
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飛行機が直上を通過する轟音が響いた。
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山の直上には、いつも雲がかかっている。
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