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直情

ちょくじょう
名詞
1
標準
frankness
文例 · 用例
しかし實際言へば、芥川君の僕に對する實の興味は、やはり室生君の場合と同じく、僕の氣質の中の野性的直情にあつたのだらう。
萩原朔太郎 芥川君との交際について 青空文庫
けだし室生君の眼からみれば、禮節身にそなはり、教養と學識に富む文明紳士の芥川君は、正に人徳の至上觀念を現はす英雄であつたらうし、逆に芥川君の眼から見れば、本性粗野にして禮にならはず、直情直行の自然兒たる室生君が、驚嘆すべき英雄として映つたのである。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
そして、如何にも作者が熱情的で、直情徑行的な人であるやうな氣持がしますけれども、最う一歩|進めて、作品の底を味つてゐると、寧ろ作者の理智といふものがその裡に一層強く働いて居るやうな氣がします。
南部修太郎 三作家に就ての感想 青空文庫
これによって彼等は、直ちに主義をひっさげて演説したり、人生観を評論したり、或は尚一層主観的な詩人のように、まっすぐに直情そのものを露出して絶叫する。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
故に例えば東洋の絵は、竹を描いても虎を描いても、その植物や動物が持っているところの、真の実有相なる直情性や猛獣性やを、形以上のメタフィジックな本質から直観し、意味それ自体を直接に強調している。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
彼等は衒学的なものを嫌い、貴族的な尊大感に反抗し、民衆的な気取らない直情主義で、率直に思想を語ろうとした。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
しかるにSの本性的氣質は、率直な野生を愛し、典雅を排して直情の流露を悦ぶ所の、眞の自由主義者なのである。
萩原朔太郎 非論理的性格の悲哀 青空文庫
外交官にしては直情径行に過ぎ、議論の多い規矩男の父の春日越後は、自然上司や儕輩たちに好かれなかった。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
作例 · 標準
彼女の直情な性格は、時に人を傷つけることもある。
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彼は直情を隠さず、思ったことをストレートに話す。
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彼の直情ゆえに、信頼できる人物だと評価されている。
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