両側
りょうがわ異読 りょうそく
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #11512 · 青空 2468 例
標準
both sides
文例 · 用例
そのまちには、よく似た路地が蜘蛛の巣のように四通八達していて、路地の両側の家々の、一尺に二尺くらいの小窓小窓でわかい女の顔が花やかに笑っているのであって、このまちへ一歩踏みこむと肩の重みがすっと抜け、ひとはおのれの一切の姿勢を忘却し、逃げ了せた罪人のように美しく落ちつきはらって一夜をすごす。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
馬場にはこのまちが始めてのようであったが、べつだん驚きもせずゆったりした歩調で私と少しはなれて歩きながら、両側の小窓小窓の女の顔をひとつひとつ熟察していた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
町の両側には、家並の低い貧しい家が、暗く戸を閉して眠っている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それにあすこの福和戸のやうながらんどうの温泉、普通の駅路の両側に家が並んだやうな温泉は、どこか埃くさい気がするのと、まとまりのない不安な気がするので、とても落付いた気分になれない。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
その石段の両側には、土産物の寄木細工を売る店や、かういふ町に適当な小綺麗の小間物屋や、舶来煙草を飾つた店や、中庭に廻廊のある二層三層の温泉旅館が、軒と軒とを重ね合せて、ごてごてと不規則に並んで居る。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
鬱陶しいほど両側から梢の蔽い重なった暗闇阪を降り尽して、左に曲れば曙湯である。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
馬車の往来が織るような街の両側の人道の並木の下には手を組んだ男女の群が楽しそうに通っている。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
道右へ廻りて両側に料理屋茶店など立ち並ぶ間を行く。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
作例 · 標準
この道路の両側には桜並木が続いており、春には見事な花のトンネルになる。
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川の両側にキャンプ場があり、週末は多くの家族連れで賑わっている。
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ステレオスピーカーをテレビの両側に配置して、臨場感のある音響を楽しんだ。
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