悪因縁
あくいんねん
名詞
標準
evil destiny
文例 · 用例
あやかしの鼓が百年の間に作って来た悪因縁が、君の手で断ち切れるか切れないかは二十六日の晩にきまるのです。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
「玉を懐いて罪あり」HOFFMANN「悪因縁」 KLEIST「地震」 KLEIST それにつづいて、四十篇くらい、みんな面白そうな題の短篇小説ばかり、ずらりと並んでいます。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
「悪因縁だ」――軈てしてほつと眼を下に落して又染々と剃刀の刃を手元に引よせた。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
「悪因縁だ」――もう逃れつこはありやしない。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
『ふた夜』これはたしか読売新聞に出た、『うき世の波』『悪因縁』これは国民之友に出た。
— 田山録弥 『明治文学の概観』 青空文庫
クライストの『悪因縁』『地震』あれは始め『国民之友』に出た。
— 田山録弥 『ペチヨリンとゲザ』 青空文庫
このペチヨリンに比べると、『悪因縁』『地震』『ふた夜』などは、全くドイツである。
— 田山録弥 『ペチヨリンとゲザ』 青空文庫
そして迷ひ込んだが最後逃れやうたつて離れられるもんぢやない、次第に悪因縁は青い蛇のやうに柔らかに絡みつく、どうせ死ぬまでは白い歯形が霊の底までも喰ひ入らねば放すもんぢやない。
— 北原白秋 『新橋』 青空文庫
作例 · 標準
悪因縁の例文1
悪因縁の例文2
悪因縁の例文3
悪因縁の例文4