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他人行儀

たにんぎょうぎ
形容動詞名詞
1
標準
standing on formality
文例 · 用例
「だつてね、太つたくせに顔の陰が尖るつて質の女は一度ツンとすると其の後はもう理由もなしにツンとし通すものだから……」「こいつ大した苦労性だな、気の小さい……」 夕方行くとS子は最も他人行儀を示した。
中原中也 分らないもの 青空文庫
自分の相手の他人行儀を庇つて、つい他人行儀に振舞ふのを不思議に思ひながら。
岡本かの子 花は勁し 青空文庫
「まったく、肉親の者にまで、他人行儀のめんどうくさい挨拶をしなければならんとなると、男は仕事も何も出来やしない。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
この署長はひどく酒が好きで、私とはいい飲み相手で、もとから遠慮も何も無い仲だったのですが、その夜は、いつになく他人行儀で、土間に突立ったまま、もじもじして、「いや、きょうは、」と言い、「お願いがあって来たのです。
太宰治 青空文庫
民族の自決というと他人行儀でよそよそしい感じもするが、自発は家の興隆のために最もよろこぶべき現象です。
太宰治 惜別 青空文庫
愛し合つてゐても、用心して、他人行儀を守らなければならぬ。
太宰治 津軽 青空文庫
もうそれだけで、私とその少女の間に、一切の他人行儀が無くなつた。
太宰治 津軽 青空文庫
」父はこのごろ、わが子の勝治に対して、へんに他人行儀のものの言いかたをするようになっていた。
太宰治 花火 青空文庫
作例 · 標準
「水臭いなあ、そんな他人行儀な挨拶はやめてくれよ」
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親戚の集まりなのに、みんな他人行儀に敬語を使っているので居心地が悪い。
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彼女は急に態度を変えて、他人行儀に一歩引いた振る舞いをするようになった。
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