小乗
しょうじょう
名詞
標準
Hinayana (Buddhism)
文例 · 用例
しかし太陽も満天の恒星も全く動かぬというのは、実は、嘘ではないまでも人を見て法を説く小乗の方便である。
— 寺田寅彦 『宇宙の二大星流』 青空文庫
仏教では、この方法を「灰身滅智の空寂」(肉体も精神も罪悪の基として否定する教えすなわち小乗仏教)と言って、肉体も精神もみな罪悪の基として否定するやり方で、本当の仏教(大乗仏教)からは、これを低級な仏教すなわち小乗仏教として嫌います。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
前の小乗(小乗とは、小さな乗物)仏教や、外道と違っている点はここです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
浮世を隠遁したり、誘惑を恐れて必死になって逃げようとするなどは仏教の方でも低劣な小乗仏教と言って嫌います。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
大乗というのは何かと申しますと、一口に言いますれば、治生産業ことごとく仏法にあらざるなしという大見解に立つ主張でありまして、消極的に隠遁して、独り清く澄し込む小乗仏教とは反対であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
奈良朝以前には少しは小乗仏教も入ったようでありますが、土地に適さない種子の萎びてしまうように、積極的、進取的な日本民族の間には、その小乗仏教はたちまちにして萎びてしまいました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
他の仏教国と言われる国は、多少大乗はあっても名ばかりで、実は小乗が行われているのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
が、しかし、それは仏教で言う小乗的の教義であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
大乗仏教の立場から、自らの解脱のみを追求する教えを小乗と呼んで批判した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は小乗の修行に打ち込み、世俗の欲を断ち切ることを目指している。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
小乗と大乗の最大の違いは、救済の対象を自分に置くか他者に置くかにある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア
小乗(しょうじょう、हीनयान、Hīnayāna)とは仏教用語で、小さい(ヒーナ)乗り物(ヤーナ)を意味する語。個人の解脱を目的とする教義を「少人数しか救済されない、小さく劣った乗り物」だとして大乗側が貶めて呼んだ呼称であり、否定的な呼び名である。
出典: 小乗 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0