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乳香

にゅうこう
名詞
1
標準
frankincense
文例 · 用例
」 日を經て工學士から音信して、あれは、乳香の樹であらうと言ふ。
泉鏡太郎 人魚の祠 青空文庫
地になびく髪には蘆薈、嘴にまたあかき実を塗る淫らなる鳥にしあれば、絶えず、その真白羽ひろげ乳香の水したたらす。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
しかる時は身を浄め洗浴し、乳香の烟を吸いつつ呪を誦して呪の力を復すと見ゆ。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
祭壇の方から香って来る没薬と乳香の薫は何時の間にか岸本の心を誘った。
島崎藤村 新生 青空文庫
人間に真理を教へようとする尊い小児に乳香を持つて行く所なのぢや。
BALTHASAR バルタザアル 青空文庫
それから其財宝をひらいて、金と乳香と没薬とを捧げたのは、福音書に書いてある通りである。
BALTHASAR バルタザアル 青空文庫
その光は聖壇の蝋燭から来ているのであって、三稜形をした大燭台の前には乳香が燻かれ、その烟と光とは、火箭のように林立している小円柱を沿上って行って、頭上はるか扇形に集束されている穹窿の辺にまで達していた。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
すると、貴方は僕の顔色を窺うような態度になって、では薔薇乳香を焚いたのでは――と云われましたね。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
作例 · 標準
部屋に乳香の香りを漂わせると、心が落ち着いて瞑想に集中できる。
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「この乳香、古代エジプトでは神に捧げる貴重なものだったんだよ」
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彼は旅先のアラビアで購入した、最高級の乳香を大切に持ち帰った。
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ウィキペディア

乳香(にゅうこう)とは、ムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌される樹脂のこと。乳香の名は、その乳白色の色に由来する。

出典: 乳香 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0