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浮標

ふひょう
名詞
1
標準
buoy
文例 · 用例
そうしてみると、昨日あの大きな石を用もないのに動かそうとしたのもその浮標の重りに使う心組からだったのです。
宮沢賢治 イギリス海岸 青空文庫
各種の網糸の強弱弾性やその温度湿度によっての変化とか、網に付ける浮標の浮力、浸水の度やその耐圧度とか、あるいは網面に当る潮流の抵抗の研究とか、いずれも物理学、力学の応用によって解決せらるべき問題である。
寺田寅彦 物理学の応用について 青空文庫
さうして見ると、昨日あの大きな石を用もないのに動かさうとしたのもその浮標の重りに使ふ心組からだったのです。
宮沢賢治 イギリス海岸 青空文庫
一方に手を分けた五、六人の者が途中で浮標を付けて海に投げ込んで置いた自分自分の荷物を拾い集めて来て、それぞれに材料を出し合って一つの触発水雷を作ります。
夢野久作 女坑主 青空文庫
第八回 人間の運命弦月丸の最後――ひ、ひ、卑怯者め――日本人の子――二つの浮標――春枝夫人の行衞――あら、黒い物が!
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
最早最後と、私は眼を放つて四邊を眺めたが、此時ふと眼に止つたのは、左舷の方に取亂されてあつた二三|個の浮標、端艇に急いだ人々は、かゝる物には眼を留めなかつたのであらう。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
泡立つ波、逆卷く潮、一時は狂瀾千尋の底に卷込まれたが、稍暫して再び海面に浮上つた時は黒暗々たる波上には六千四百|噸の弦月丸は影も形もなく、其處此處には救助を求むる聲たえ/″\に聽ゆるのみ、私は幸に浮標を失はで、日出雄少年をば右手にシカと抱いて居つた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
近づいて見ると艇中には一個の人影もなく、海水は艇の半ばを滿して居るが、何は兎もあれ天の助と打よろこび、少年をば浮標に托し、私は舷側に附いて泳ぎながら、一心に海水を酌出し、曉の頃になつて漸く水も盡きたので、二人は其中に入り、今は何處と目的もなく、印度洋の唯中を浪のまに/\漂流つて居るのである。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
作例 · 標準
船長は、港の入り口を示す点滅する浮標を目印に、ゆっくりと船を進めた。
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濃い霧の中、船はレーダーと浮標からのかすかな音を頼りに、危険な岩礁地帯を航行した。
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海洋研究のため、水温や塩分濃度を測定するセンサーを備えた観測浮標が、沖合に設置されている。
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ウィキペディア

浮標 は、様々な目的で水面に浮かべる構造物。外来語でブイとも呼ばれる。錨で固定させることも海流に漂わせることもできる。

出典: 浮標 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0