増訂
ぞうてい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
revision and expansion (of a work)
文例 · 用例
増訂漢魏叢書本『捜神記』巻二に地獄の官人の話あり、鶏に関係ある故ここに略説する。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
殊に考へねばならぬのは、今日の印刷せられた書物のやうに、発行年月が定まらず、幾らでも増補訂正が出来たものの写本時代には、譬ひそれが、勅撰の書であつても、編纂後数回の増訂は、自由であつたはずである。
— 折口信夫 『万葉集のなり立ち』 青空文庫
今の新撰万葉と性質の違うた新撰万葉集が元、あつたとも思はれるから、古今の続万葉は、其が増訂をする積りで勅撰せられたものか、とも言ふ事が出来よう。
— 折口信夫 『万葉集のなり立ち』 青空文庫
十數年前に端なくもその全集の未刊本を得て、之を通讀した所から、この人の年譜を作つて發表したのが本になつて、支那の胡適といふ人が更に自分の作つた年譜を増訂して世に公にしたので、支那の新らしい學者の間に注意されるやうになつた。
— 内藤湖南 『章學誠の史學』 青空文庫
さればその研究は勿論極めて不十分なもので、今にしてこれを観れば、増訂改竄を要すべきものも到る処少くはないのであるが、しかも余輩の当時の昂奮と、芸術方面の無知識が与えた自信とは、余輩を駆って臆面もなくこれを発表せしめたのであった。
— 喜田貞吉 『法隆寺再建非再建論の回顧』 青空文庫
『聖武記』の始めて成ったのは道光二十三年であるが、二年の後|補綴せられ更に二十六年に至ってまた増訂せられた。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
私の知るところでは明治八年に発行になった田中芳男、小野職※増訂の『新訂草木図説』にこの名が初めて出ているから、多分あるいはその頃に用い始めたものであろうか。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
――偶々長崎人蔡愼吾と交情あり、一日愼吾勸めて曰くに、開成所の「英和對譯袖珍辭書」を増訂して洋行の資を得たらば如何」と。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
作例 · 標準
旧版の内容を大幅に増訂し、最新の研究成果を盛り込んだ新版が刊行された。
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この辞書は、専門家によって長年にわたり増訂が加えられてきた。
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著者は、読者からのフィードバックを基に、次回作を増訂する予定だ。
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