気位
きぐらい
名詞
標準
pride
文例 · 用例
君兪は名家に生れて、気位も高く、かつ豪華で交際を好む人であったので、九如は大金を齎らして君兪のために寿を為し、是非ともどうか名高い定鼎を拝見して、生平の渇望を慰したいと申出した。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
君兪は最初は気位の高いところから、町人の腹ッぷくれなんぞ何だという位のことで贋物を真顔で視せたのであるが、元来が人の悪い人でも何でもなく温厚の人なので、欺いたようになったまま済ませて置くことは出来ぬと思った。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
いやに気位を高くして、家が広いから、それにどうせ遊んでいる身体、若いものを世話してやるだけのこと、もっとも性の知れぬお方は御免|被るとの触込み。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
いやに気位を高くして、家が広いから、それにどうせ遊んでいる身体、若いものを世話してやるだけのこと、もっとも性の知れぬお方は御免被るとの触込み。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
適当な楽譜を得るためにはじめには銀座へんの大きな楽器店へ捜しに行ったが、そういう商店はなんとなくお役所のように気位が高いというのか横風だというのか、ともかくも自分には気が引けるようで不愉快であったから、おしまいには横浜のドーリングとかいう商会へ手紙で聞き合わしたり注文したりする事にしていた。
— 寺田寅彦 『二十四年前』 青空文庫
音楽でも劇でも、すべての西洋のものは上品であり、気位が高く、権威感があり、何等か心を高く上に引きあげ、或るエピカルな、高翔感的なものを感じさせる。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
大寺に生れ、幼時だけにしろ、総領息子という格に立てられた経験のある、旧舗の娘として母の持てる気位を伝えているらしい彼の持前は頭の高い男なのであった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
かの女の方が高く上から臨んでいたり、規矩男の方が嵩にかかったり――今日は×大学の前で車を乗り捨てて、そこで待ち合せていた規矩男にかの女は気位をリードされ勝ちだった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は気位が高く、たとえ困っていても自分から他人に助けを求めることはしない。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は貧しい暮らしの中でも、画家としての気位を失うことはなかった。
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あの俳優、少し気位が高すぎて、共演者からやりにくいと思われているらしいよ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
「武士は食わねど高楊枝」とは、昔の人の高い気位を表した言葉だ。
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