西瓜
すいか異読 スイカ
名詞頻度ランク #33902 · 青空 747 例
標準
watermelon (Citrullus lanatus)
文例 · 用例
それから朝市の大きな西瓜、こいつはごろごろして台へ載りにくかったのをようやくのせると、神様へ尻を向けているのは不都合じゃと云い出してまた据え直す。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
顔のへしゃげた苦力は、塵芥や、南京豆の殻や、西瓜の噛りかすを、ひもじげにかきさがしつゝ突ついていた、彼等は人蔘の尻尾でも萎れた菜っぱでも大根の切屑でも、食えそうなものは、なんでも拾い出してそれを喰った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
ホーマーやダンテの多弁では到底描くことのできない真実を、つば元まできり込んで、西瓜を切るごとく、大木を倒すごとき意気込みをもって摘出し描写するのである。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
最う、角の其の酒屋に隔てられて、此處からは見えないが、山へ昇る坂下に、崖を絞る清水があつて、手桶に受けて、眞桑、西瓜などを冷す水茶屋が二|軒ばかりあつた……其も十|年一昔に成る。
— 泉鏡太郎 『月夜』 青空文庫
天窓の大きな、頤のしやくれた、如法玩弄の燒ものの、ペロリと舌で、西瓜喰ふ黒人の人形が、ト赤い目で、額で睨んで、灰色の下唇を反らして突立つ。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
で、肩を持たれたまゝ、右の跛の黒どのは、夫人の白魚の細い指に、ぶらりと掛つて、一ツ、ト前のめりに泳いだつけ、臀を搖つた珍な形で、けろりとしたもの、西瓜をがぶり。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
」 ふと蓮葉に、ものを言つて、夫人はすつと立つて、對丈に、黒人の西瓜を避けつゝ、鸚鵡の籠をコト/\と音信れた。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
西瓜は投げぬが、がつくり動いて、ベツカツコ、と目を剥く拍子に、前へのめらうとした黒人の其の土人形が、勢餘つて、どたりと仰状。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
作例 · 標準
暑い夏の日には、冷たいスイカのスライスに勝るものはない。
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彼は大きなスイカを半分に慎重に切った。
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スイカの種は驚くほど栄養価が高い。
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